あなたの”論理的”、本当に正しい?
youtubeなどで
『ロジカルシンキングが重要だ』
『できる人の論理的思考法』
のような動画を見たことはありませんか?
それを見て
『自分は論理的に考えられないからダメだ…』
『こんなの難しい…』
と思ったことはないでしょうか。
しかし、そもそもあなたやその人、“論理” ってものを本当にわかっているのでしょうか?
実は、論理的思考は世界共通でも不変でもなく、文化によって異なるものなんです。
あなたは、本当は”論理的”なのかもしれませんよ…
論理的思考=1つじゃない!?
多くの人は『論理的思考=唯一、共通、不変なもの』と考えています。
多くのビジネス書や自己啓発本でも、何か一つの正解があるかのように、一つのメソッドが書かれています。
これってあくまで “特定の状況” に適した思考であって、いつでも通用するわけじゃないんですよね。
本当にそんなものがあって、だれでも説得できるなら、世の中こんなに衝突してませんよね…
実は、論理的思考には文化や目的によって異なる領域があるのです。
論理的思考は使い分けるもの
前に述べた通り、論理的思考にただ一つの方法はありません。
目的と場面に応じて使い分けることが大切です。
・ビジネスの場面
・多くの人の利害にに関わる場面
・宗教的な場面
・共感を求められる場面
などでは合理的な考え方が全く変わります。
論理には4つの領域がある!あなたはどれ?
それは「経済/政治/法/社会」です。
これら4つの領域の論理において、
何が合理的か?
を知ることが、論理的思考を鍛え、使い分けるために重要です。
それぞれの領域の論理を、誤解を恐れずに簡潔に述べると…
経済の論理(アメリカ的)
効率的に最大限の収益をあげるのが目的
→効率的でコスパが良いことを重視。
政治の論理(フランス的)
公共の利益が目的
→慎重に、理性的に、十分に熟考するという行為・過程を重視。
法技術の論理(イラン的)
真理を保持し、規範を遵守することが目的
→絶対的な原理・価値基準のもとで、真偽を判断できることを重視。
社会の論理(日本的)
他者の共感や哀れみ
→目的の達成よりも「意欲」「態度」などで、共感が得られる行為・過程を重視。
あなたは”論理的”はどの領域でしょうか?
そもそもどの論理で考えてるか、自覚していましたか?
このように、領域によって「論理的か否か」は変わるのです。
もしかすると、今のあなたは別の側面から見れば、”論理的”なのかもしれません。
論理的思考を身に付けるには、目的と場面を見極めろ!
論理的思考を鍛える、使い分けるには、目的や場面を明確にすることが不可欠です。
目的と場面から使い分けの例を一部考えてみましょう。
ビジネスの意思決定の場面
→会社の利益をあげることがが目的なので、経済領域の論理性が重要。
パートナーや友人と、個人的な喧嘩をしているような場面。
→共感が目的なので、親切などの道徳的な行動をするなど、社会領域の論理性が重要。
ほかにも宗教的なことがかかわる場面では法技術の論理性が重要です。
政治領域の論理性が重要な場面については、一つ思い浮かべてみてください。
このように、思考の技術を磨く前に、まず『場面』と『目的』をはっきりさせましょう。
目的を見極めずに論理だけ振りかざすと、”ロジハラ” になってしまいますよ?
“論理的”の正体、もう知っていますか?
ここまで読んで、『自分の論理的思考ってどうなんだろう?』と感じた人も多いのでは?
この本では、上で紹介した内容に加えて
・論理的思考がなぜ世界共通で不変なものだと考えられているのか?
・4つの領域を代表する国の作文を比較し、それぞれをより詳しい説明。
・なぜ論理的だと感じたり、非論理的だと感じるのか?
・どのように論理的思考法を使い分けるのか?
などを説明しています。
この本を読めば、論理的思考についてさらに深く学べ、見方が大きく変わります。
そうすると
・ビジネスや日常で相手を説得しやすくなる。
・自分の考え方(論理)に自信が持てる。
・他者の論理を受け入れて寛容になれる。
など大きなメリットが得られます。
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